秋の土用、冬を迎えるカラダの準備
10月20日から秋の土用に入りました。
夏の土用は一般的にも知られていますが、土用は各四季の間にそれぞれあります。
ちなみに土用の丑の日は秋にもあります^^
土用は季節の変わり目。
秋の土用が終わると季節は冬になります。
この時期は冬を迎えるためのからだの準備をするときです^^
土用の時期のカラダの養生法
土用の頃のカラダの養生法は<脾>と<胃>を大切にします。
脾胃のはたらきは食べ物の消化・吸収や栄養分を全身に行き渡らせること。
胃腸のはたらき、ですね。
この時期は脾胃がよく働くので、その分弱くなりやすく消化不良や胃痛、食欲不振などになりやすいのです。
なのでお腹の調子を整えることが大切。
痩せたいひと、食べても太れないひとは、どちらも脾のはたらきが弱いといわれています。
<食欲の秋>でもありますが、秋はからだが栄養をためる時期だそうで、健康のためにも多少多めに食べてもよいとされているようです♪
お腹をこわさないように、美味しく<食>を楽しみたいですね!
ヨガで胃腸のはたらきを整える
ではヨガで脾胃のはたらき=胃腸のはたらきをどう整えるのか?というと
脾経・胃経の経絡(ケイラク)上のツボ押しをして
ヨガのポーズでそれぞれの経絡(気血の流れるルート)を刺激することで気血の流れを整えます。
気はエネルギー、元気の素。
血は血液や身体の栄養分と考えることができます。
それらを巡らせることで内臓のはたらきを整えます。
ツボの効果も最近では科学的に証明されてきていますし、実際に筋肉の緊張が緩むなど
からだで感じることができリラックス効果もあります。
特に胃経のツボ<足三里>は胃痛、消化不良、体力や免疫力の増強など様々な効果があり、健康ツボとも呼ばれています。
脾経のツボは<太白>や<公孫>というツボを使いますが、こちらも胃痛や消化不良、嘔吐、便秘や下痢など、お腹の調子を整える効果があります。
太白・公孫のツボは足の母指球付近にあり、脾経は足の内側を通っています。
これらのツボを刺激することで足の内側の気の巡りがよくなり、筋肉の緊張が緩んで開脚前屈がしやすくなるのです^^
ツボを押すときにもポイントがあります!
ただなんとなく押すよりも、ツボに意識を向けて集中して押すことが大切です。
秋は乾燥の季節でもあり、日ごとに寒くなっていきます。
秋にはたらく臓腑の<肺>と<大腸>も一緒に整えて、乾燥による呼吸器のトラブルや風邪、便秘にも気をつけてください。
肺のはたらきは<呼吸>ですのでヨガの呼吸力も見方に、清らかなエネルギーを取り入れて巡りのよいカラダづくりをしましょう^^